乳児脂漏性皮膚炎の症状 治療方法について - 渋谷駅前おおしま皮膚科

乳児脂漏性皮膚炎












Q どんな病気なの?
A 生後2~3カ月ぐらいまでは、ホルモンの影響もあり、生理的に皮脂が過剰に分泌されやすい傾向に
  あります(その後は逆に皮脂が減ってきます)。
  この皮脂が過剰に分泌されることで起こるトラブルが、脂漏性皮膚炎です。
  頭皮やおでこなあど皮脂線の多いところにできやすく、湿疹はクリーム色のかさぶたや
  カサカサしたフケのような状態です。
  皮膚のターンオーバーが正常より速くなり、過剰な角質が蓄積してフケのような状態になるのです。
  乳児期の一過性の変化なので正しいケアのみでも改善することもありますが、湿疹化したときは
  治療が必要になってきます。
  乳児期に続く慢性的な湿疹はアレルギーを獲得する一因ともなることがわかっているため、
  早めにクリニックを受診し、正しいケア、治療をしていただければと思います。

Q どんな症状?
A おでこや頭部など皮脂腺の多い部位に湿疹ができています。
  カサカサしたものからぐちゅぐちゅしたもの、分厚いクリーム状のかさぶたが付着するものまで様々です。

Q どこに皮疹はでるの?
A 症状がよく現れるのは、頭部、鼻や眉毛のあたり、耳の周辺、胸部、股部、わきの下などです。

Q どのようにケアすればよいですか?
A 頭や顔はシャンプーや石けんできちんと洗う。
  頭の中や顔に湿疹ができている場合はシャンプーやせっけんをよく泡立て、
  その泡できれいに洗ってあげましょう。力を入れてゴシゴシは絶対にだめです。
  頭に付着するかさぶたはワセリンやオリーブオイルでふやかしてから洗うと効果的です。
  また石けんの洗い残しはかならずかぶれの原因になるため、洗い残しのないように
  しっかりシャワーで流してあげてください。

Q 治療は?
A 軽症の場合は正しいケアだけで十分治ることが多いです。
  また大人同様皮膚の常在菌であるマラセチアに対するアレルギー反応が
  悪化因子として疑われる場合は抗真菌薬の外用も行ないます。
  炎症症状が強い場合は短期的にステロイド(副腎皮質ホルモン)外用薬の併用も行います。
  乳児期の皮膚症状からアレルギーを獲得する機序が解明されているため、
  正しいケアのみで皮膚症状が改善しないかたは早めに当院におこしください。

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